歯の再治療

 ここに、治療した歯の平均耐用年数を調査したデータがあります。それによると、レジン充填・・・5年、アマルガム充填・・・7年、インレー・・・6年、クラウン・・・7年、ブリッジ・・・8年、などとなっています。これらの数字を長いと感じる人もいれば、短いと感じる人もいらっしゃると思いますが、言えることは、治療した歯でも永久には持たない、ということです。
歯の再治療
 むし歯などになって、歯科医院で治療をした歯は、その時点では最善の処置をしています。しかし、時間の経過の中で、被せた金属が取れてしまったり、歯とのすき間からむし歯になったり、一度治した歯の再治療を行った経験のある方も多いと思います。どうして再治療をしないといけなくなるのか、治療した歯をできるだけ長持ちさせるにはどうしたらよいか、考えてみたいと思います。

再治療の原因について調べたデータによると、その3割以上がむし歯の再発です。治療した歯は、金属などで埋めたり被せたりして補った部分とまだ残っている歯との境に汚れが溜まりやすくなります。また、時間が経つと両者を着けているセメントなどの接着剤が疲労して、すき間ができて、そこから虫歯になるケースもあります。後に続く原因は、歯の中の炎症や歯の腐敗、が多いようです。最初の治療の際に、むし歯菌が完全に取り除かれないまま処置をした結果、歯が痛み出したり、神経を抜いた歯がもろくなって、再治療となるケースなどです。接着剤の劣化が原因で、被せ物がはずれ再治療になった、というケースも多いという結果になっています。原因はさまざまありますが、現在の歯科医療技術では、絶対に再治療とならない治療を施すのは難しいといえるでしょう。

治療した歯を長持ちさせる方法はあるのでしょうか。まずは、毎日のブラッシングと、歯の定期検診に通うことでしょう。毎日のブラッシングでは、治療した歯は汚れが溜まりやすいと心得、念入りに磨きましょう。歯科医院での定期健診は、ブラッシングでは取ることのできないプラークや歯石を取り除いてくれます。それに加え、専門家に歯の状態をチェックしてもらうことで、早期発見ができ、再治療となっても、より簡単な治療で済ませることができるかもしれません。

また最新の歯科治療では、接着性レジンなど接着力が高い充填剤・接着剤も使われるようになっていますし、より安全確実にむし歯の部分を取り除くレーザー治療など、治療した歯を長持ちさせる技術も出てきているので、治療の際には、歯科医に相談してみるとよいでしょう。