歯石取り Q&A

 前回コラムで、歯石取りがなぜ必要かについて書きましたが、痛くもないのに歯や歯茎のあたりをガリガリされる(イメージ)のは、あまりいい感じはされない方も多いと思います。今回は Q&A形式でもう少し理解を深めてもらおうと考えています。

Q.歯石取りで歯が削れたりしないでしょうか。
A.歯石取りの方法は大きく二通りあります。ひとつは機械でとる方法で、器具の先端についたチップが超音波振動して、歯石に触れていると歯石だけが粉々に分解して取れます。歯に直接当たっても歯が削れることはありません。もう一つは専用の器具を使って手動で歯石をとる方法です。歯石は硬いので少し力を入れてガリガリする場合もありますが、これも歯が削れるほどではありません。
また、長い時間かかって、多くの歯石が歯の周りについてしまうと、自分の歯の一部のような気がしてしまっていることがあります。そのため、歯石取りのあと、歯と歯の隙間が大きくなったり、歯が小さくなったような気がすることがあります。

Q.歯石取りのあと、出血したのですが
A.取り除いた歯石が触れていた歯茎がすでに炎症を起こしていた場合は、少しの刺激で出血してしまうことがあります。歯石を取れば徐々に炎症は治まってくるので、心配はありません。

Q.歯石取りのあと、歯茎が下がった、やせた
A.これも炎症を起こしていた歯茎が治まって、引き締まった正常な歯茎の状態に戻ったことでなります。進行した歯周病では、歯の周りの骨が溶けてしまいます。溶けた骨は基本的には元に戻らないので、その分歯茎は下がってやせて見えます。歯石を放置して、さらに歯の土台を失うよりも、多少歯茎が下がっても健康な歯茎で歯周病の進行を食い止めるほうが良いという考えです。

Q.歯石取りは定期的に行わないといけないのですか。
A.歯と歯茎の間の溝である歯周ポケット(歯周病が進行すると深くなってきます)、磨きにくい奥歯や歯と歯の間など、歯垢を一切残さない完璧なブラッシングをすることは簡単ではありません。完璧にできているとしても、チェックのために定期的に歯石取りに歯科医院に行かれることをお勧めします。