早食いをすると・・・・・・

 今はほとんど言う人もいないかもしれませんが「早飯、早出し、早支度」などと言って、忙しい社会生活の中では、早食いは美徳のように言われることもあります。しかし、歯や身体のためには、あまりいいことはありません。
早食い
1.肥満
これはご存知の方も多いと思いますが、人の満腹感は脳の視床下部にある満腹中枢が刺激されることで感じるものです。食べることで血糖値が上がり、それが満腹中枢を刺激するのですが、これには15分から20分はかかります。食べるのが早い人は、満腹中枢に刺激が届く前に食べ過ぎてしまい、肥満につながります。
2.むし歯や歯周病になりやすい
早食いだと噛む回数も少なくなります。そのことで唾液の分泌も少なくなり、歯の汚れを洗浄し、食物中の酸を中和して、むし歯を防ぐ唾液の機能が十分でなくなります。また、噛む回数が少ないと、歯や歯を支える歯周組織(歯肉、歯根膜、歯層骨など)への刺激も少なく、血流や新陳代謝が悪くなり、歯周病にかかりやすくなります。洗浄作用が十分でないことは口臭の原因にもなります。
3.胃への負担
よく噛まないで飲み込めば、それだけ胃への負担は大きくなります。よく噛めば、唾液中のアミラーゼという消化酵素がでんぷんを糖に変えて、胃腸の負担を軽減します。

早食いをしないようにするには以下に気をつけましょう。
・噛む回数を増やす・・・20~30回が目安、飲み込む前に5回噛む、など意識して増やす
・少しずつ食べる・・・一度に口に入れる量を減らす、水などで流し込まない
・ゆっくり食べる・・・唾液と混ぜ合わせながら噛む、会話を楽しみながら食べる
・噛みごたえのある食品を選ぶ・・・根菜類を選ぶ、大きめに切る、やわらかく調理しすぎない など

時間に追われる毎日だからこそ、食事をゆっくりとってリフレッシュすることで、仕事や勉強の効率も上がるかもしれません。