オールオン4治療の流れについて
オールオン4は、歯を失った多くの方から注目を集めています。では、実際のオールオン4治療の流れはどのようなものでしょうか。
オールオン4治療の特徴
オールオン4治療の最大の特徴は、たった4本のインプラントで固定式の総入れ歯を装着できる点です。従来のインプラント治療では、総入れ歯を固定するために8本以上のインプラントが必要でしたが、オールオン4では顎の骨が十分でない方でも少ないインプラント本数で済むため、より多くの方に適用可能となりました。
また、オールオン4治療では、インプラントを斜めに埋入することで、顎の骨が少ない部分を避けて固定できるのも大きな利点です。これにより、骨移植などの追加処置が不要となり、治療期間の短縮につながります。
オールオン4治療の流れ
それでは、オールオン4治療の具体的な流れを見ていきましょう。
1. カウンセリング・検査
まず初めに、カウンセリングと各種検査を行います。口腔内の状態や顎の骨の状態を詳しく調べ、オールオン4治療が適しているかどうかを判断します。また、治療計画や費用についても説明し、患者さんの要望をお聞きします。
2. 手術前の準備
オールオン4治療が可能と判断された場合、手術前の準備を行います。歯型を取り、術後に装着する総入れ歯を作製します。また、CT撮影により顎の骨の状態を詳しく分析し、インプラントの埋入位置や角度を決定します。
3. インプラント埋入手術
いよいよインプラント埋入手術です。局所麻酔または静脈内鎮静下で行われます。歯肉を切開し、あらかじめ計画した位置に4本のインプラントを埋入します。手術時間は1~2時間程度です。
4. 総入れ歯の装着
インプラント埋入手術が終わったら、あらかじめ作製しておいた総入れ歯を装着します。この時点では仮の総入れ歯となりますが、しっかりと固定されるため、手術直後から食事ができます。
5. 免荷期間
手術後は免荷期間を設けます。この間、インプラントは顎の骨と結合(オッセオインテグレーション)していきます。免荷期間は個人差がありますが、およそ3~6ヶ月程度です。定期的に経過観察を行い、インプラントが顎の骨としっかり結合したことを確認します。
6. 最終補綴物の装着
免荷期間が終了したら、最終的な総入れ歯を装着します。仮の総入れ歯から最終的な総入れ歯に交換する処置を行い、噛み合わせの調整をしっかりと行います。これにより、自然な見た目と噛み心地を実現します。
7. メンテナンス
オールオン4治療が完了した後は、定期的なメンテナンスが必要です。3ヶ月から6ヶ月に1度のペースで通院し、清掃や噛み合わせのチェックを受けましょう。インプラントを長く使い続けるには、日々のお手入れとメンテナンスが欠かせません。
まとめ
以上がオールオン4治療の一連の流れです。従来のインプラント治療と比べて治療期間が短く、少ないインプラント本数で総入れ歯を固定できるのが特徴です。歯を失った方にとって、オールオン4治療は画期的な選択肢の一つといえるでしょう。
ただし、オールオン4治療が適応でない場合もあります。また、治療費用は保険適用外となるため、従来の入れ歯と比べるとやや高額になります。治療を検討する際は、よく話し合ってから決めることが大切です。
歯を失っても、あきらめる必要はありません。オールオン4治療で、再び自信を持って笑顔になれる日が来るかもしれません。もしオールオン4治療に興味がある方は、まずは歯科医院に相談してみることをおすすめします。
杉並区下井草やまむら歯科医院では経験値の高いインプラント認定医によるインプラント、オールオン4無料相談、カウンセリングを行っております。ご希望の方は、応募フォームまたは、お電話(03-3397-1020)にてお申し込みください。