オールオン4の被せ物について
歯を失ってしまった方にとって、オールオン4は画期的な治療法として注目を集めています。オールオン4とは、わずか4〜6本のインプラントで総入れ歯のような被せ物を装着する技術です。従来の総入れ歯と比べて、安定性や機能性に優れているのが特徴です。本記事では、オールオン4の被せ物について詳しく解説していきます。
■オールオン4とは?
オールオン4は、上あごまたは下あごの歯を全て失った方に対する治療法です。4本のインプラントを骨に埋入し、そこに総入れ歯のような被せ物を装着します。この被せ物は、インプラントにしっかりと固定されるため、従来の総入れ歯のようにグラつくことがありません。また、天然歯に近い見た目と機能を備えているのも大きな特徴です。
■オールオン4の被せ物の種類
オールオン4の被せ物には、主に以下の2種類があります。
- ジルコニア製の被せ物 ジルコニアは、セラミックの一種で、強度と美しさを兼ね備えた素材です。天然歯に近い透明感と色調を再現できるため、審美性に優れています。また、耐久性が高く、長期間使用できるのも魅力です。
- アクリル樹脂製の被せ物 アクリル樹脂は、プラスチックの一種で、軽量かつ柔軟性に富んだ素材です。ジルコニア製と比べると審美性は劣りますが、コストが抑えられるのがメリットです。また、製作期間が短いため、早期に歯を取り戻すことができます。
■オールオン4の被せ物のメリット
オールオン4の被せ物には、以下のようなメリットがあります。
- 安定性が高い インプラントで固定されているため、従来の総入れ歯と比べて安定性が格段に高くなります。食事や会話の際に、被せ物がずれたり外れたりする心配がありません。
- 天然歯に近い機能を発揮 被せ物は、天然歯と同じような形状と咬合関係を再現しているため、食事や発音などの機能面で優れた性能を発揮します。総入れ歯特有の違和感が少なく、快適に過ごせます。
- 審美性に優れている 特にジルコニア製の被せ物は、天然歯のような美しさを再現できます。歯を失った部分も目立たず、自然な笑顔を取り戻せます。
- メンテナンスが容易 被せ物は取り外しができるため、ブラッシングやメンテナンスが容易です。定期的なクリーニングで、清潔な口腔内環境を保てます。
■オールオン4の被せ物のデメリット
オールオン4の被せ物には、以下のようなデメリットもあります。
- コストが高い インプラント治療とセットになるため、従来の総入れ歯と比べるとコストが高くなります。ただし、長期的な耐久性や機能性を考慮すると、決して高すぎる投資ではありません。
- 手術が必要 オールオン4では、インプラントを骨に埋入する手術が必要です。手術には一定のリスクが伴うため、適応症例であるかどうかを慎重に診断する必要があります。
- 治療期間が長い 手術後、インプラントが骨と結合するまでには数ヶ月の治癒期間が必要です。その間は暫間的な被せ物を装着することになります。
■オールオン4の被せ物のケア方法
オールオン4の被せ物は、毎日のケアが大切です。以下のようなポイントに気をつけましょう。
- 歯ブラシで丁寧に磨く 被せ物を装着したままでも、歯ブラシでしっかり磨くことができます。歯間ブラシも使って、隅々までよく汚れを落とすようにしましょう。
- 専用の洗浄剤を使う 被せ物を傷つけないよう、専用の洗浄剤を使ってください。洗浄剤に浸けておくことで、細かな汚れもしっかり落とせます。
- 定期的な検診とクリーニング 半年に1回程度、歯科医院で定期検診とクリーニングを受けましょう。被せ物やインプラントに異常がないかチェックしてもらうことが大切です。
■まとめ
オールオン4の被せ物は、歯を失った方にとって画期的な治療法です。インプラントで固定された被せ物は、安定性と機能性に優れています。見た目も天然歯に近く、審美性の高さも魅力です。
一方で、コストや手術のリスク、治療期間の長さなどのデメリットもあります。ただし、毎日のケアを怠らず、定期的なメンテナンスを受ければ、長期的に快適に過ごすことができるでしょう。
歯を失ってしまって悩んでいる方は、ぜひオールオン4という選択肢を検討してみてください。失った歯を取り戻し、自信を持って笑顔で過ごせる日々が待っています。
杉並区下井草やまむら歯科医院では経験値の高いインプラント認定医によるインプラント、オールオン4無料相談、カウンセリングを行っております。ご希望の方は、応募フォームまたは、お電話(03-3397-1020)にてお申し込みください。