オールオン4は上下でできますか?
オールオン4は、歯が全くない、あるいは多数の歯を失った患者さんに対して、わずか4本のインプラントで固定式の入れ歯を装着する画期的な治療法です。では、オールオン4は上顎と下顎の両方で可能なのでしょうか?この記事では、オールオン4を上下で行うことの是非について、費用やメリット・デメリットを交えながら詳しく解説します。
オールオン4は上顎と下顎の両方で可能
結論から言うと、オールオン4は上顎と下顎のどちらでも適用可能です。上顎と下顎では顎の骨の形状や密度が異なるため、インプラントの埋入位置や角度を適切に調整する必要がありますが、熟練した歯科医師であれば問題なく対応できます。
上下でオールオン4を行うメリット
- 1. 固定式の入れ歯により、安定した噛み心地が得られる
- 2. 上下の歯が揃うことで、自然な口元の見た目を取り戻せる
- 3. 従来の入れ歯と比べて、違和感が少なく快適に過ごせる
- 4. 食事制限が少なく、豊かな食生活を楽しめる
- 5. 手入れが簡単で、衛生的に保ちやすい
上下でオールオン4を行うデメリット
- 1. 費用が高額になる(詳細は後述)
- 2. 手術が2回必要となり、治療期間が長くなる
- 3. 骨の状態によっては、骨造成が必要な場合がある
- 4. インプラントの本数が少ないため、過度の力がかかると破損のリスクがある
- 5. 定期的なメンテナンスが必要である
オールオン4の上下の費用について
オールオン4の費用は、歯科医院によって異なりますが、一般的に上下で行う場合、500万円から800万円程度が目安となります。内訳は以下の通りです。
– インプラント埋入手術:200万円から300万円(上下合計)
– provisional(仮歯):50万円から100万円(上下合計)
– 最終補綴物:250万円から400万円(上下合計)
ただし、これらの費用は目安であり、患者さんの口腔内の状態や使用する材料によって変動します。また、骨造成が必要な場合は、追加の費用が発生します。
オールオン4は保険適用外の自由診療となるため、費用は全額自己負担となります。ただし、一括払いが難しい場合は、医療ローンを利用することで、分割払いが可能です。
上下でオールオン4を行う際の注意点
オールオン4を上下で行う際は、以下の点に注意が必要です。
1. 歯科医師の経験と技術を確認する
オールオン4は高度な技術を要する治療法であるため、経験豊富な歯科医師を選ぶことが重要です。
2. 定期的なメンテナンスを怠らない
オールオン4では、インプラントの本数が少ないため、定期的なメンテナンスが不可欠です。毎日の手入れに加え、定期的に歯科医院で専門的なクリーニングを受けましょう。
3. 過度の力を加えない
オールオン4で用いるインプラントは、天然歯と比べて本数が少ないため、過度の力がかかると破損するリスクがあります。硬いものを噛む際は注意が必要です。
4. 喫煙は避ける
喫煙は、インプラントの周囲炎のリスクを高めるため、オールオン4の治療前後は禁煙が推奨されます。
まとめ
オールオン4は、上顎と下顎の両方で適用可能な治療法です。上下で行うことで、安定した噛み心地と自然な見た目を取り戻すことができます。一方で、費用が高額になることや、定期的なメンテナンスが必要なことなどのデメリットもあります。
オールオン4を検討する際は、歯科医師との十分な相談の上、自分に合った治療法を選択することが大切です。経験豊富な歯科医師のもと、適切な治療計画を立てることで、オールオン4のメリットを最大限に活かし、快適な口腔内環境を取り戻すことができるでしょう。
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