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歯周病について


日本では、40歳以上の成人の80%以上が歯周病(歯肉炎、歯周炎)に罹患しているといわれています。一昔前までは、盛んに虫歯予防を訴えてきた公衆衛生関連のコマーシャリズムにより、現在では子供から大人までほとんどの人に歯磨きの習慣が浸透し、虫歯によって歯を失う例は少なくなりました。 歯を失う原因として最も多いのは歯周病です。最近、テレビの健康番組やコマーシャルで歯周病について語られているのをよく耳にしませんか?

35歳以上で75%、40歳以上で80%、これほど多くの人が罹患しているにもかかわらず、10人中8人の人が自分は歯周病には罹っていないと答え、実際は10人中7人の人が何らかの歯周病に罹患していたという調査結果があります。

  歯周病は、気づかぬうちに忍び寄り、
自覚症状を感じた時にはかなり進行した状態です。

歯周病の原因

「歯周病原性細菌による感染」 に以下の全身的要因や環境的要因(生活習慣)が組み合わさって発症するといわれています。
・遺伝的要因
・免疫力の低下
・糖尿病
・喫煙
・ストレス
・歯ぎしり、くいしばり
・妊娠や思春期のホルモンバランスの乱れ
・不規則な生活

歯周病の治療

当院では、歯周病専門医の立場から皆様に分かりやすく病状や治療法をご説明し、一生ご自分の歯で過ごしていただけることを心から願っております。

歯周病の状態とは?

歯周病は歯周病菌の感染によって起こります。
歯周病菌となる特異な細菌が、歯周ポケットのなかで異常増殖すると歯肉がはれ、歯槽骨の破壊を起こさせるのです。

歯周病には4つのランクがあり、それそれの症状により、治療法も異なります。

歯と歯肉の間から入った細菌 (歯垢、歯石) が歯肉に炎症をひきおこす。
歯肉は赤く腫れ、出血しやすくなる。
細菌が歯と歯肉の境目からわり込み、歯と歯肉を離れさせる (歯周ポケット)。


歯と歯肉の境目に付着した最近が、歯の根の面に沿って根の先へ侵入し、繁殖して臭いを発する(口臭)。
さらに、歯肉の中にある歯槽骨を溶かしてしまう。
ポケットからは、常時、血やうみがにじみ出ている。
歯肉はやせてさがり、歯槽骨はほとんど吸収されてなくなるので、歯槽骨がむき出しになる。
ついにはグラグラと動揺し抜け落ちてしまう。

治療のプロセス


ルートプレーニングによる治療法

キュレットを用いて、歯根面の歯垢、歯石、壊死セメントを除去して滑らかにする


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